今日は会派で秦野市へ行政視察に行ってきました。
2時間半以上電車に乗り、結構な長旅でしたが、それだけの価値のある視察となりました。
項目は3点
1、公共交通について
2、地下水の保全について
3、公共施設の更新問題について
1も2も大変勉強になりましたが、3点目を一番の目的としていましたし、内容も充実していました。
多くの地方団体は人口が急激に増えた昭和50年代に多くの公共施設の建設をしてきていて、それがそろそろ老朽化をしてきています。
これからも人口が増え続けるのであれば問題ないかもしれませんが、今後は人口も減り、その中でも生産者人口が減ってくるとなると、収入も確実に減るわけで、これは大きな問題となります。
秦野市では早くからこの問題に目をつけ、各部署が管轄していた様々な公共施設をすべて一元管理し、優先順位をつけ、数十年先でもきちんと管理できるように計画を立てたのです。
秦野市は全国に先駆けてこの問題に取り組んだために、今までに多くの視察があり、我々は102番目とのことでした。
今回の話の中で印象に残っているのがタイトルにも書いた「足るを知る」という言葉です。仏教の言葉ですが、ある時秦野市長が担当職員に「足るを知るという言葉を知っているか」と聞いたそうです。欲は出せば出すほどきりがない。今あるものに感謝をしながら使っていくことが大事なんだと。。。
橋本は以前からこの「足るを知る」を心がけていました。
青い鳥は目の前にいるんだと。。。
幸せとはなるものではなく、気づくものなんだ。
今この世に生を受けて生きているということが幸せなことなんだ。
みんながそう思えたら戦争もなくなるんじゃないかとか、911の後しばらくはそんなことばかり考えて生活していました。
そんな考えが自治体の運営にも繋がるのかということに気付いた視察でした。
視察を終えて市役所から出ると、綺麗な富士山を見ることができて幸せでした。