3月議会が閉会しました。2年連続で増額修正予算案が可決し、国保は否決されたままなど、問題の大きな議会でしたので、いろいろと報告しなければならないのですが、その前に一点。

請願4号 子ども医療費の窓口負担300円を就学前まで無料化を要請する件について、橋本が請願に反対討論したことで、堀口議員が怒りの記事をアップされていて、それについて「やちよまん」という方からtwitterで感想を求められたので、140字では足りないのでブログに書きます。

まず、「コンビニ受診」という言葉の使い方を間違えていました。「コンビニ受診」とは夜間や休日など一般診療時間外に軽症患者などが救急外来を受診することを指すので、今回は「コンビニ受診」ではなく、「安易な受診」とするべきでした。

さて、本題の請願への反対理由ですが、原稿を作らずに討論をしたので、正確な討論の再現ではありませんが、要旨は以下のようなものです。

・我が家にも3歳と1歳の子どもがいるので、ありがたい請願である。

・八千代市の財政は厳しい。

・医療費の削減は進めなければならない。

・5400万円でできると言うが、無料化になれば安易な受診が増え、それ以上かかる可能性がある。

 

堀口議員のブログを読んだ感想は特にありませんが、ちょっと勘違いされているようです。5400万円で足りなくなるから反対ではなく、仮に一切増えなくとも5400万円の補助に反対なのです。(その辺は橋本の言葉が足りなかったのでしょうから、反省しています。)窓口負担が300円になっただけでも非常にありがたいことですし、その程度の負担はあっていいものと考えます。また、「具合悪い子が多い中に、多少の熱ではいきません。さらに病気をもらうようなことはしません。」とありますが、堀口議員はそうかもしれませんが、世の中にはいろんな方がいらっしゃいますから、可能性を否定することはできません。あと、画像まで大きく載せて、アンジェというワンちゃんが橋本に怒っているかのような書きようですが、それはないでしょう。(笑)

自分の討論を非難されたと感じれば怒ることもあるでしょうね。でも政治は怒りなどの感情で行うべきではないと考えます。感情的にならず、お互いの言い分を認め合い、議論していければと思います。

受診料を無料にすることよりも、ジェネリック医薬品の推進、さらには薬に頼らない方向、また病気にならない予防などを進めることが重要だと考えています。

9月26日、26年度第3回定例会が閉会しました。
今回の議案で一番問題となったのが、「議案第3号 八千代市市民ギャラリーの設置及び管理に関する条例の制定について」でした。

原案では開館時間を10時~17時としていたのに対し、9時~20時という修正案が出され、これが可決してしまいました。開館時間を延長することにより、展示室の利用料金も、原案では1時間延長するごとに増額されるのに、修正案では、利用者が10時から17時の利用を希望しても、9時から10時と17時から20時の合計4時間分も料金を払わなければならないというものでした。これは6割近くも使用料が高くなることになります。

 

この議案は橋本が所属する文教・安全常任委員会に付託されて協議されたのですが、ここで修正案に反対したのは橋本だけでした。

橋本の修正案に対する反対理由は以下の2点。

  • ・財政が厳しい中、開館時間が長ければそれだけ指定管理料がかさむ。
  • ・展示室の利用料が4時間分増額されることは、展示を希望する市民にとっても利益とはならない。

 

この否決を受けて、市長は再議権を行使したので、10月9日に臨時議会が開かれることとなりました。その提案理由を読むと、市民ギャラリーの開館時間が4時間延長されることで増える維持管理費は最低でも年間1,100万円になるそうです。併設される図書館も同じように4時間延長されるとさらに年間4,000万円程度増えると見込まれると記載されています。

修正案に賛成された議員の意見としては、市民の利便性を考えて開館時間は長くするべきだというものがありましたが、展示室の利用者にとっては、延長したければ延長料金を払えば借りられる条例になっているのだから、柔軟さがあった方がいいと思います。毎日毎日、展示室の利用がなく常設展示だけの日でも20時まで開館する必要はないと考えます。

そもそも財政難の中、市民ギャラリーは必要ないと思っていました。財政に余裕があるなら、図書館だって市民ギャラリーだってないよりはあった方がいいと思いますし、開館時間も長くていいと思います。でも八千代市は来年度35億円、28,29年度は17億円の歳入不足が見込まれているのです。

先日、富津市がこのままだと4年後には財政破綻するという報道がありました。八千代市もそうなる前に立て直さなければなりません。市民ギャラリーの維持費も市民の税金が使われる訳です。無駄遣いは1円も許されません。さて、9日の臨時議会ではどのような採決になるのでしょうか。

今日、7月1日に大飯原発が起動します。
首相官邸前では毎週金曜の夜に再稼動反対のデモが行われ、6月29日には主催者発表20万人、警察発表1万7千人もの人が抗議をしました。

我が八千代市でも6月27日に閉会した議会において、原発の再稼動反対の意見書が発議案として審議されましたが、残念ながら賛成少数にて否決されてしまいました。

また、東電の電気料金値上げの中止を求める発議案も同様に否決されました。

 

今議会では、農家の方から農作物を測定するための放射能測定器購入の陳情がありましたが、これも賛成少数にて否決。産業・都市常任委員会で採択されたときに賛成した橋本以外の3人の議員のうち、2人は採決の瞬間に退席し、1人は反対に回りました。

国と同様に、八千代市議会も残念な結果となってしまいました。

 

それと報告。
6月16日のブログで八千代市内の6公園で除染を行うことを書きましたが、その続報です。米本第一公園は低価格のため既に市で除染をしました。残りの5公園については今後、設計、入札、契約、除染という過程を踏むために9月~10月頃に除染作業を行うことになりそうです。