11月15日放送のカンブリア宮殿を観た。ゲストが石川県羽咋市役所職員 高野 誠鮮(たかの・じょうせん)氏だったからだ。

羽咋市といえば僕の中では「UFOの見れる町」として記憶されている。今から20数年前に建設会社で働いていたとき、金沢の現場にいたこともありました。その時に羽咋市から来るトラックに「UFOの見れる町」って書いてあって、すごく興味を持ったのを思い出した。そのUFOで町おこしも高野さんのアイデアだったとは驚きだ。

カンブリア宮殿の内容は番組HPにテキストで詳しく書いてあるし、ご丁寧に未放送分も含めた動画配信もしているので、ぜひ観ていただきたい。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20121115.html
特に八千代市役所に限らず地方公務員の方は絶対に観てください。

 

ホストの村上龍氏がビジネスマンだったら当たり前のことなんだけど、公務員がやってるってのがすごいと言ってました。

今、民間ではいろんなアイデアを振り絞って遅くまで働いても給料が増えないのに、公務員は特にそういう努力をしなくても民間よりも多くの給料をもらえて、しかも解雇されることもない。

すべての公務員が高野さんのような意識で、「地方社会の役に立つ」ということを考えて仕事をしていたら、世の中がらっと変わるんだろうな。。。

高野さんは現在、農薬・化学肥料・除草剤を一切使わない「自然栽培野菜」の開発に取り組んでいるそうだが、野菜も肥料をあげて甘やかして育てるよりも、何も与えないで厳しい環境で育てた方が栄養価も高いという話を聞いたことがあります。

公務員も甘やかさず、厳しい環境に身をおいた方が力を発揮してくれるんじゃないかな?

11月11日はポッキーの日というツイートを多く見ましたが、この日は世界平和記念日でした。第一次世界大戦が終わった日。戦争中はうちのすぐ裏の東習志野が日本でのソーセージ発祥の地にもなっています。

世界平和に思いを馳せながら、金八先生でも紹介されたという宮本延春氏の講演をお聞きしました。

宮本氏がどのような人生を歩んできたのか、その中で学んだことなどをお話されたのですが、その経歴にびっくり。23歳まで九九は二の段までしか言えなかったのが、あることをきっかけに物理に目覚めて名古屋大学物理学科に進み、大学院進学の後に高校教師になったという。

話の内容と感想をいくつかご紹介します。

・「勉強しろ」と言われて、喜んでする子はいない。

確かにその通りで、コーチングの中でもパフォーマンスキラーと言って、逆に行動を止めてしまう言葉があるということを学んだ。しかし、親としていつまでもゲームやマンガに夢中になっていいる子を目の前にしてこの言葉を出さずにいるというのは難しい。
そこでどうするかだが、一緒に勉強するとか、親がまず勉強している姿を見せるのが大事だという。
橋本は子どもの頃に「勉強しろ」と言われた覚えはないが、だからと言って放っておかれて自発的に勉強したかというとそんなこともない。両親は共働きで忙しかったので構う暇もなかったので一緒に勉強した記憶もないな。。。
子どもにはこの言葉を言わないようにしたいと強く思いました。

・成長曲線は時間に比例するわけではない。

自転車の練習をするように、なかなか進展がないように見えてもある時急に乗れるようになるように、成長曲線というのは低空飛行をしていて、ある時に伸びるものだから、その時まであきらめてはいけない。そしてそれを繰り返すのが成長曲線なのだそうだ。

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・「当たり前」の反対は「有り難う」

これについては橋本も以前から強く思っていたこと。今、目の前にあることは全て当たり前ではなく、有り難いことなのだ。目が見えること、手足が動くこと。全てのことに有り難う。
改めて「ありがとう」をたくさん使おうと心に決めた。

・人との出会い、特にアインシュタインとの出会いで変わった。

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写真でもわかる通り、この日はアインシュタインの柄のネクタイをしての登壇でした。
建設会社で働いている時にその会社の会長、社長がとてもいい人で、この人たちに会っていなければ今の自分はないと。。。そして、当時付き合っていた彼女から借りたビデオにたまたま「アインシュタインロマン」というのがあり、それを見てから急に相対性理論や物理や宇宙に興味が湧き、九九もできないのに名古屋大学を目指し、見事合格というとんでもないお話。
「一念岩をも通す」という言葉があるが、人の思いというのは本当にすごい。これがやらされているのではなく、本人がやりたいと強く思うことが大事なんだろうな。

・大人が子どもの見本になる

大人が楽しそうにしていなければ、子どもはそれを見て大人になりたいとは思わなくなる。大人が何事も楽しむことが大事。トイレの100wになってくださいとの話。
以前ある大脳生理学者の話を聞いたときに、「人生を楽しくしたければ、まずは楽しむと決めること」と教わった。「楽しい」は受動的。「楽しむ」は能動的。これは大きな違い。ちょっと態度を変えるだけで気持ちも変わる。下を向いていたり、猫背では楽しめない。その点では子どもは楽しむ天才だと思う。通学路でもいろいろと楽しんでいる。

・いい所を見て褒めてあげる

10個のうち1つだけしか正解してなくても、その1つを褒めてあげて、「次は2つを目標にしようね」と言う。もし全問不正解だったとしても、名前が書けていたらそこを褒めるとか。。。
なかなかこれは難しい。難しいからこそチャレンジのしがいがあるというものだ。

・成長痛

成長は痛みを伴うもの。苦しみを感じているときは成長している証拠。
その通り、友人のてんつくマンは成長痛の英語、「グローイングペイン」という歌を作ってCDにしてたな。。。もし辛いことのない人生だとしたらそれは成長もないということ。いっぱい傷つき、いっぱい苦しんで成長をしていきたいと思います。

 

宮本先生、貴重なお話有り難うございました。

11月8日に八千代商工会議所創立20周年記念講演・式典・祝賀会に参加してきました。

 

講演会でははとバスの元社長、宮端清次さんのお話をお聞きしました。

基本的には経営に携わる内容だったのですが、市議会議員としても勉強になるポイントもありました。もっとも心に残ったのが「なら・しか」のお話でした。

あなたなら信用できる。

あなたしか任せられない。

ということを表したのがこの言葉。

はとバスが4年連続赤字の時に社長に就任し、経営を立て直すときに、

はとバスなら間違いない。

はとバスしか乗らない。

という状況を目指して再建したそうです。

 

しかし、従業員からは「どうせ腰掛の社長でしょ。何年かしたらいなくなる。」と言われ、従業員を変えるにはまずは社長の自分が変わるということを実践したそうです。

たとえば、
社長室、社長専用車を廃止し、毎朝電車で通勤したり、東京駅から出発するバスのお見送りに出かけて、お客様から社長が来るわけないと疑われたら名刺を渡したり、お迎えをしたり、奥様と毎月3回はとバスに客として乗り、実際にサービスを感じ、周りの客の言葉に耳を傾けたり。。。。

 

市議会議員としてもこの「なら・しか」は重要なポイントです。

ハッシーなら任せられる。

ハッシーにしか投票できない。

という状況を作れるように、日々精進したいと思った次第です。

 

宮端氏の言葉にもありました。
経営理念が立派でも行動が伴っていなければ意味がないと。。
橋本も思うだけでなく、実践していきます。