本日、7月28日に秋葉市長は臨時記者会見で「財政リスク回避戦略2014キックオフ」を宣言した。

詳しくは市のホームページを見ていただくとして、おおまかに説明すると、八千代市は東葉高速の開通により、他市の人口が伸び悩む中人口を増やしてきたので、既存の施設の改修を後回しにして、緑が丘やゆりのき台に公共施設を作ってきた。さらに新川計画で総合グラウンド、中央図書館・市民ギャラリー、農業交流センターなどを作ったことで、27年度は35億円、28,29年度は17億円の歳入不足が試算されたことを受け、事業仕訳や議員の報酬カットをしていくというもの。

裏話を暴露すると、この記者会見は当初7月16日に予定されていたが、市議会の承認を得られなかったのでタイトルや内容を精査、変更した上で本日の発表となった。市長には執行権があるので、市議会の承認を得る必要もないのだが、ここは「市議会とのねじれ」が表面化した結果、結局市議会への説明は行われず、強行して発表することとなった。当然9月議会ではこの件についての質問が多くなると思われる。

この記者会見は本日午前中に行われたが、午後からは「特別職職員議員報酬審議会」も開催された。橋本はこの審議会も傍聴したが(議員での傍聴は1人)、審議委員には財政がどれだけ危機なのかが伝わっていないようだった。委員からの「財政力指数は良好のようだが」の質問に事務局は答弁できず、次回への宿題となった。

また、市長からの諮問書によると「報酬引き下げが妥当」とのことで、「引き下げありきの審議会でいいのか」という質問もあった。報酬は審議するが、前回ブログで記事にした政務活動費については資料は配られたものの、審議対象となっていなかったのも残念。今回の審議会は概略にたいする質疑までで、次回が踏み込んだ内容になるが、11月(今年は市議選があるので、通常12月に開かれる議会が今年は11月に開かれるので、11月議会に議案として上程する期限)までの答申が可能かどうかも難しいといった発言もあった。

本日配られた資料(関東の人口15万人以上25万人未満の類似団体との比較)によると、八千代市の議員報酬は22団体中14位で月額46万円、年額749万3400円。平均の795万748円を下回っている。

他にも「議員の仕事量にもよる」という発言もありましたが、これはかなり判断が難しい。個人差が激しすぎますから。例えば、委員会での発言数で言えば、橋本は519回の発言をして第3位でしたが、最下位の方は23回しか発言がありません。橋本は当選後14回全ての議会で一般質問をしていますが、その方は一度もしていない。発言数だけで仕事量は計れませんが、一つの目安にはなるはず。仕事量で報酬を決めるのであれば、議員間で差をつけることも一つの考え方になる。それよりも責任の重さを考慮し、類似団体と比較し、物価指数を鑑みて決定するという審議会会長の考えが妥当だと想う。

次回の「特別職職員議員報酬審議会」は8月下旬に開かれる予定。

政務活動費とは議員の調査研究のため、議員報酬とは別に支給されるもので、昨年まで政務調査費と呼ばれていましたが、地方自治法改正により使途拡大が可能になり、名称も変更となりました。だから会見の中でも「政務調査費、政務活動費」と続けて言葉にしていたのです。

問題となったのは、過去3年間で約345回分、計約780万円の使途不明交通費に加え、昨年度だけでも切手を175万円分も購入していたというもの。税金を使っているのだから説明責任があるのは当然のこと。それを認めていた事務局にも問題がありますね。

さて、この政務活動費の金額を調べてみました。

話題になっている兵庫県では月額50万円(年間600万円)

千葉県 40万円(年間480万円)

千葉市 30万円(年間360万円)

市川市、船橋市 8万円(年間96万円)

松戸市 5万円(年間60万円)

流山市、佐倉市、八千代市 4万円(年間48万円)

浦安市、習志野市 3万円(年間36万円)

ただし、八千代市では現在3万円となっています。これは3月議会で予算増額修正案を市議会から提出した時に、議員も身を削るということで1万円減額したのです。

県議と市議では大きな差があります。政令指定都市の千葉市は別ですが、同じ政治家として政務活動を行うにあたり、そこまで経費に差が出るものでしょうか。

実際、3人会派となった我がみんなの広場では、定例会が終わるごとに(年4回)会報を発行し(市政報告会も開き)、この広報費だけでほとんどを使い切ってしまいます。それ以上の活動をすればそれはすべて自腹です。ですから、仕事をすればするほど収入が削られてしまうのです。

6月18日、文教・安全常任委員会が開かれました。
そこで問題になったのが総合グラウンドの指定管理者を指定する議案。
委員会ではこれが否決されてしまいました。朝日新聞の記事はこちら。

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指定管理者の選定は評議員による採点が行われ、一番高得点だった「さいたま市内の業者」を指定するという議案だったのだが、賛成したのは橋本ただ一人でした。。。

他会派の反対理由は

公明党 駐車場の整備が遅れている。整備されるまでは市が管理すべき。選定の手続きには問題ない。

共産党 一貫して新川周辺再開発には反対。

上記以外 選定過程に問題あり。副市長が空席、3人の評価では問題。

というもの。

 

橋本はなぜ賛成したのか。
公明党さんの発言にあったように、手続き自体は要綱通りなので問題ない。駐車場整備は市が管理したところで早まる訳ではないし、否決する理由はないと判断しました。

採点に不正があったり、一位の業者に何か大きな問題がなければ否決は妥当でないと考えます。

このままだと26日の総括審議でも否決されてしまうでしょう。そうなるとどうなるのか。オープンが遅れる可能性も出てくる。となると、総合体育祭が開催できないかもしれないし、中学校の体育祭も行う予定になっているのができなくなるかもしれない。子どもたちにしわ寄せが行ってしまうことだけは避けてほしい。

本日、議員説明会の後に議会活性化検討会が開かれました。
我が会派では秋葉議員(現市長)がこの委員を務めていましたが、橋本が引き継ぎ、今回初出席ということで張り切って出席しました。

しかし、結果から言うと、すべての検討事項が「打ち切り」で、活性化検討会も今回で解散という非常に残念な結果となりました。


今回の検討事項は以下の6項目


(1)市議会のホームページに各議員のホームページ・ツイッター等のリンクを張ることについて

(2)「議会への手紙」と定期的な市民アンケートの導入について

(3)電子手帳を含む電子機器の委員会室への持ち込みの解禁について

(4)常任委員会の完全分離開催について

(5)請願・陳情については提出者の意向を最大限尊重すること。また、請願者・陳情者が委員会において趣旨の説明を希望する場合は、それを認めること。

(6)正副議長選挙及び一部事務組合議員及び広域連合議員及び監査委員の選出における所信表明と立候補制の導入について

 

打ち切りとなった主な理由は「この時期だから」という曖昧なもの。この時期って今年改選されるからってことだと思いますが、今回の検討事項は2年も前に我が会派が要望したもの。2年も放置しておいて、この時期だからといって来期に先送りするのはおかしい。そもそも今日開かれたのも、放置したまま改選するわけにもいかないから、一応結論を出すために思える。

午前中の議員説明会では、財政診断を専門家に依頼したことについて、市長に対して「診断が出たのだから早急に目標を出せ」と言っておきながら、議会自らのこととなると先送りにするのはどうなのか。。。

他の委員会の在り方を見ていても思うのは、議会が議論もしないで、すぐに多数決によって結論を出してしまう。少数意見も聞いた上で落とし所を見つけていくのが重要だと思うのだが、今の八千代市議会はその体をなしていない。議員はちゃんとファシリティーマネジメントも勉強しないといけないと思う。

(1)については意見を求めたが誰も発言しなかったので、即打ち切り決定。これは橋本もいけないのだが、誰か何か言うだろうと待っていたらあっという間に打ち切りが決定していた。広報委員会でも議論した上で上がってきた検討事項がこれでは話にならない。リンクを張るなんて数分で出来ることなのに。やらない理由がわからない。

(2)については「市長への手紙」もあるし、アンケートをとると費用の問題もあるので、却下もありかな。

(3)民間では会議にPCやタブレットなどを持ち込むのが普通になってきているし、最近はどんどん自治体でも取り入れるところが多くなってきている。予算委員会や決算委員会などでは、担当職員が山のような紙の資料を委員会室に持ち込んできているにも関わらず、いざ質問されると「今資料が手元にありませんので、後ほど回答します」ということもよくある。タブレットなどを持っていればすぐにその場で資料にアクセスできるはず。便利なだけでなく、ペーパーレスは環境保護や経費削減にも繋がる。実際に取り入れた自治体での経費削減効果も確認できている。
この件については、ある委員から「やるなら全員がせーので始めるべきだし、○○委員(目の前の先輩委員)が持っていたらおかしいし」という発言があった。だとすると、28人(議員定数が削減になった)がタブレットを使いこなせるようになるまで導入できないのではないのだろうか。現在導入している他市町村議会では、最初は戸惑っていたが周りの議員から教わったという新聞記事を見たこともある。
せーので始めることにこだわる必要もないと思うし、まずは「ICT推進部会」を立ち上げるだけでもと提案するも、それすら取り合ってもらえませんでした。。。

(4)現在4つある常任委員会が2日間で2つずつ同時開催されている。中継もされていないので、同時に開催されてしまうとどちらか1つしか傍聴することができない。委員本人も自分が出席している委員会の裏で開催されている委員会は傍聴できない。これは分離開催するべき。

(5)流山市議会では陳情提出者に提出時に陳述を希望するか意向を聞いて、希望する陳情者には(休憩中ではあるが)陳述の機会を設けている。活字だけではわからないこともあるので、そういう場はあった方がいいだろう。

(6)については、毎年1月の臨時議会に正副議長が代わるという慣習になっているが、これに何時間も時間かかかりすぎるという問題がある。執行部もそれをずっと待っていて、夜中になることもある。立候補制にしなくとも、前からわかっているのだから事前に話し合いをしておいてもらいたい。職員の残業代カットにもつながる。
この件について議長から「1年では何もできないのだから、所信表明も意味がない」というような発言があった。それも理解できなくもない。だとしたら、1年交代ではなく、2年にすればいいのではないか。。。

 

議会改革は上記だけでなく、まだまだある。もし来年も市議会議員でいられるのなら、議会改革を進めていきたいと強く思った。

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、今年最初の公務は1月9日に開かれた議会運営委員会の傍聴でした。

この委員会で、市民クラブ・公明党から提案のあった「陳情を委員会審査までとする提案」について話し合われました。

八千代市議会では今まで、陳情は請願と同じように委員会で審査した上で、議会最終日に議案と共に各議員による採決が行われていました。それを委員会審査までで留めるという提案です。提案理由は以下の通り。

<提案理由>

 標準会議規則による陳情の取り扱いは、その内容が請願に適合するものは、請願の例により処理するとしており、本市議会では、委員会に付託された陳情はすべて請願と同様に本会議における討論・採決に至っている。
 このような状況から、請願と陳情の相違は単に請願が紹介議員を必要とすることのみとなっているが、地方自治法第124条による地方議会への請願を提出できる権利と法律上保障されない陳情とは明確に区分されるべきと考える。
 平成23年第1回定例会から平成25年第4回定例会まで、審査した請願は、4件、陳情は77件と圧倒的に陳情の件数が多い状況にある。
 こうした現状下にあって、議員が請願の紹介議員となって市民の意見を市政に反映させることは、議会の活性化にも繋がるものであり、また、議員活動としても重要な役割のひとつであることから、請願に適合する陳情にあっては、請願として扱っていく必要性を強く感ずるところである。
 また、委員会は所管する事項について専門的な調査・審査機関として設置されておりながら、委員会における陳情の審査結果が本会議において尊重されない結果も見受けられることもあり、委員会の信頼性を損ねることにもなりかねないと思慮するところである。
 よって、陳情にあっては委員会による審査までとし、本会議の採決を要しない取り扱いとすることを提案するものである。
 なお、委員会において採択となった陳情が委員会の結果であることを理由に軽視されることのないよう、執行部には審査・討論・採決に同席を求め、陳情者へは誠意ある対応(処理の経過及び結果のお知らせ)を願うことにしたい。
<ここまで>

結果は賛成多数により可決しました。

賛成委員は横山、茂呂(市民クラブ)、大塚(政誠会)、山口(未来)
反対委員は原(みんなの広場)、堀口(共産党)でした。(敬称略)

市民からの陳情が本会議で全議員に諮られることもなく、6,7名の委員によってのみに決められてしまうのは非常に問題ではないだろうか。

フォロワーさんからの質問もあったので、近隣他市では陳情をどのように取り扱っているのかを調べてみました。

今までの八千代市の様に請願の取り扱いの例にならい、委員会審査を経て本議会で採決されるのが習志野市、船橋市、佐倉市、流山市。

これからの八千代市の様に、委員会での採決に留めるのが千葉市。

そして陳情は配布のみに留め審査すらしないのが市川市、柏市。

今回の提案が配布のみに留めるというものでなくて良かったと思いつつ、他にやらなければならないこともたくさんあるのではないかと思います。

例えば委員会の分離開催。今は二つずつ二日間で合計四つの委員会が開かれていますが、これを一つずつを四日間にするべき。同時に開催されていてはどちらかしか傍聴できない。それと委員会のインターネット中継。さらに委員会での委員別採決結果の公表などなど。。。

早いもので議員になって丸三年が経ちました。なかなか改革も進められていませんが、残り一年の任期中にできるだけのことをやって選挙を迎えたいと思います。

昨日、新築された給食センターの内覧会がありました。

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とても立派な施設でした。

問題は手付かずの給食が大量に廃棄されるということです。

たまたま内覧会のあった昨日は、試験的に11000食の給食を作り、下の写真の配送車で各学校に配送し、それを回収するという試験をされていました。

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で、その11000食の給食はどうするのか聞くと、先生が食べて残りは廃棄するというのです。

昨日は離任式だってあったのだから、子供たちの登下校時間を遅らせて子供たちにも食べてもらうとか、PTAの方や近隣のお年寄りを招待して試食してもらうとか、廃棄しないで済む方法は考えなかったのでしょうか?

しかも、内覧会に参加していた議員にも食べていただく準備があると施設側が言ってるのに、教育長の一言で一蹴。

貧困で苦しみ、餓死する子どもがいたり、日本では約半分の食糧を廃棄しているという状況をどう考えているのでしょうか?

食育もするという施設で、給食の大量廃棄。子供たちにはどう説明するのでしょうか?

この問題は6月議会で質問したいと思います。

今日は会派で秦野市へ行政視察に行ってきました。

2時間半以上電車に乗り、結構な長旅でしたが、それだけの価値のある視察となりました。

項目は3点
1、公共交通について
2、地下水の保全について
3、公共施設の更新問題について

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1も2も大変勉強になりましたが、3点目を一番の目的としていましたし、内容も充実していました。

多くの地方団体は人口が急激に増えた昭和50年代に多くの公共施設の建設をしてきていて、それがそろそろ老朽化をしてきています。

これからも人口が増え続けるのであれば問題ないかもしれませんが、今後は人口も減り、その中でも生産者人口が減ってくるとなると、収入も確実に減るわけで、これは大きな問題となります。

秦野市では早くからこの問題に目をつけ、各部署が管轄していた様々な公共施設をすべて一元管理し、優先順位をつけ、数十年先でもきちんと管理できるように計画を立てたのです。

秦野市は全国に先駆けてこの問題に取り組んだために、今までに多くの視察があり、我々は102番目とのことでした。

 

今回の話の中で印象に残っているのがタイトルにも書いた「足るを知る」という言葉です。仏教の言葉ですが、ある時秦野市長が担当職員に「足るを知るという言葉を知っているか」と聞いたそうです。欲は出せば出すほどきりがない。今あるものに感謝をしながら使っていくことが大事なんだと。。。

橋本は以前からこの「足るを知る」を心がけていました。

青い鳥は目の前にいるんだと。。。

幸せとはなるものではなく、気づくものなんだ。

今この世に生を受けて生きているということが幸せなことなんだ。

みんながそう思えたら戦争もなくなるんじゃないかとか、911の後しばらくはそんなことばかり考えて生活していました。

そんな考えが自治体の運営にも繋がるのかということに気付いた視察でした。

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視察を終えて市役所から出ると、綺麗な富士山を見ることができて幸せでした。

産業・都市常任委員会の所管事務調査の会議に出席しました。

 

コミュニティーバスの試行運行が1ヶ月経ったのでその状況も聞いてきたのですが、乗客数の少なさに驚きました。

 

まず、過去の乗客数から。。。

ぐるっと号で過去最高だったのがH16年度の1日平均385人。

昨年度H23年度は271人/日。

 

そして、今回試行運行するに当たり想定していた乗客数は460人/日。

 

それが、試行運行1ヶ月の乗客数は149人/日。

 

あまりにも少なすぎ。。。

 

今回は9月1日から3月31日までを業務委託という形で契約をしているのだが、その金額を年間に換算すると4700万円強となる。今までぐるっと号に損失補填していた額と変わらない。。。

しかも、想定乗客数を下回った場合はその分を補填するそうだ。
今のままだと、年間の補填金額は

311円/日×200円×359日(年末年始をマイナス)≒2200万円

となる。業務委託料の4700万円と合わせると約7000万円!!!

 

執行部は今後PRすることで乗客数を増やしていくと言うが、それだけで解決するとは思えない。乗車料金が倍の200円になったことや、高津地域などぐるっと号が通らなくなった地域があることなどをもう一回考えなければいけないだろう。

今日、7月1日に大飯原発が起動します。
首相官邸前では毎週金曜の夜に再稼動反対のデモが行われ、6月29日には主催者発表20万人、警察発表1万7千人もの人が抗議をしました。

我が八千代市でも6月27日に閉会した議会において、原発の再稼動反対の意見書が発議案として審議されましたが、残念ながら賛成少数にて否決されてしまいました。

また、東電の電気料金値上げの中止を求める発議案も同様に否決されました。

 

今議会では、農家の方から農作物を測定するための放射能測定器購入の陳情がありましたが、これも賛成少数にて否決。産業・都市常任委員会で採択されたときに賛成した橋本以外の3人の議員のうち、2人は採決の瞬間に退席し、1人は反対に回りました。

国と同様に、八千代市議会も残念な結果となってしまいました。

 

それと報告。
6月16日のブログで八千代市内の6公園で除染を行うことを書きましたが、その続報です。米本第一公園は低価格のため既に市で除染をしました。残りの5公園については今後、設計、入札、契約、除染という過程を踏むために9月~10月頃に除染作業を行うことになりそうです。

八千代市は第二期自主空間放射線量測定までは、環境保全課により定点測定と施設長等の要望に基づく測定をしていました。第三期自主空間放射線量測定からは、公共施設等の測定については、公共施設の管理者が、環境保全課管理の空間放射線量測定を使用して測定を実施することになりました。

公園の測定は平成24年5月8日から公園緑地課が直接測定しています。

6月14日、木下議員の一般質問において、八千代台北子供の森において0.7μSv/hが測定されたことがわかりました。しかもそれが公表されていない。これは大きな問題です。

翌15日、橋本が公園の放射線量について質問する予定になっていましたので、突っ込んで聞こうと思っていたのですが、その前に全議員に資料が配られました。

それによると、公園緑地課で測定した公園のうち、9公園で基準値を超えていて、3公園では除染をして基準値以下になったが、残りの6公園においてはこれから除染を行うとのこと。

公園名 測定日 高さ0.5m
(μSv/h)
高さ1m
(μSv/h)
砂場1cm
(μSv/h)
看板・
立入制限
ふれあい公園 5月23日 0.17~0.25 0.18~0.25

 

 
もえぎの公園 5月23日 0.16~0.26 0.16~0.23 0.2 6月11日
看板4箇所
米本第1公園 5月30日 0.17~0.32 0.13~0.23    
萱田地区公園 6月8日 0.14~0.47 0.15~0.35   6月14日
ロープ2箇所
八千代台北子供の森 5月23日 0.14~0.70 0.18~0.43    
八千代台北子供の森 5月25日 0.45 0.39   6月8日
ロープ1箇所
八千代台近隣公園 5月8日 0.19~0.39 0.19~0.42   5月9日
ロープ1箇所

除染済みのいこい公園、飯綱近隣公園、新東原第4公園については資料なし。

橋本は市民の方から、「高い値が測定されたので市に再測定を求めてもなかなか対応してくれない。」との相談を受けていたので、5月10日に公園緑地課に行き、課長に直接どうなっているのかお聞きしていました。その時に、5月8日に八千代台近隣公園で基準値を超える値を測定したので、立入禁止の柵を設けたことを知りました。橋本は当日ツイートしましたので、twitterをご覧の方はご存知だと思います。

当然公表されると思って、ホームページへの掲載の予定などを聞いても、はっきりしない返答なので、基準値を超えたんだから(超えなくても公表するべきですが)すぐに市民に近づかないように知らせるべき。看板の設置もするようにとお願いをしたのですが、それを放置していただけでなく、5月23日には八千代台北子供の森で0.7μSv/hという非常に高い値を測定していたことまで放置していたのです。

15日の橋本の質問では、その測定値を公園緑地課を所管する都市整備部長がいつ知ったのかを聞きました。

これがすぐに答えられず議会は暫時休憩。。。

休憩前には当日という言葉もちらっと聞こえたのですが、休憩後の正式な答弁では翌日とのこと。

さらに、危機管理監と安全環境部長がいつ知ったのかを聞くと、6月14日と。。

「報告が遅すぎです。」と言ってから気がついたのですが、14日ということは木下議員への答弁で知ったということですね。連携がまったく取れていない状態です。

木下議員も提言していたように、放射能対策室などのPTを作って対応するべき。

もう一つは、断水のことについて質問したときにも強く言ったのですが、情報はライフラインだという意識を持つこと。

5月29日の八千代台地区の断水についてはまったく情報がありませんでした。水が流れないのなら、せめて情報だけでも流してくれないと本当に困ります。

311を受けて我々も強く要望して、八千代市も防災メールを配信ようになりましたが、5月末で3,036人(twitterでは3046と書きましたが、間違いでこちらが正しい情報です。)しか登録していないというのも少なすぎ。市の職員だけで1300人以上いるのに。。。

それともう一つ。
第二期まで環境保全課が測定していたのはなんだったのか。ただ測ってますというパフォーマンスでしかなかったのか。危険そうな場所を探して測らなければ安全も安心も得られない。この点についても今後確認していきます。