本日、議員説明会の後に議会活性化検討会が開かれました。
我が会派では秋葉議員(現市長)がこの委員を務めていましたが、橋本が引き継ぎ、今回初出席ということで張り切って出席しました。

しかし、結果から言うと、すべての検討事項が「打ち切り」で、活性化検討会も今回で解散という非常に残念な結果となりました。


今回の検討事項は以下の6項目


(1)市議会のホームページに各議員のホームページ・ツイッター等のリンクを張ることについて

(2)「議会への手紙」と定期的な市民アンケートの導入について

(3)電子手帳を含む電子機器の委員会室への持ち込みの解禁について

(4)常任委員会の完全分離開催について

(5)請願・陳情については提出者の意向を最大限尊重すること。また、請願者・陳情者が委員会において趣旨の説明を希望する場合は、それを認めること。

(6)正副議長選挙及び一部事務組合議員及び広域連合議員及び監査委員の選出における所信表明と立候補制の導入について

 

打ち切りとなった主な理由は「この時期だから」という曖昧なもの。この時期って今年改選されるからってことだと思いますが、今回の検討事項は2年も前に我が会派が要望したもの。2年も放置しておいて、この時期だからといって来期に先送りするのはおかしい。そもそも今日開かれたのも、放置したまま改選するわけにもいかないから、一応結論を出すために思える。

午前中の議員説明会では、財政診断を専門家に依頼したことについて、市長に対して「診断が出たのだから早急に目標を出せ」と言っておきながら、議会自らのこととなると先送りにするのはどうなのか。。。

他の委員会の在り方を見ていても思うのは、議会が議論もしないで、すぐに多数決によって結論を出してしまう。少数意見も聞いた上で落とし所を見つけていくのが重要だと思うのだが、今の八千代市議会はその体をなしていない。議員はちゃんとファシリティーマネジメントも勉強しないといけないと思う。

(1)については意見を求めたが誰も発言しなかったので、即打ち切り決定。これは橋本もいけないのだが、誰か何か言うだろうと待っていたらあっという間に打ち切りが決定していた。広報委員会でも議論した上で上がってきた検討事項がこれでは話にならない。リンクを張るなんて数分で出来ることなのに。やらない理由がわからない。

(2)については「市長への手紙」もあるし、アンケートをとると費用の問題もあるので、却下もありかな。

(3)民間では会議にPCやタブレットなどを持ち込むのが普通になってきているし、最近はどんどん自治体でも取り入れるところが多くなってきている。予算委員会や決算委員会などでは、担当職員が山のような紙の資料を委員会室に持ち込んできているにも関わらず、いざ質問されると「今資料が手元にありませんので、後ほど回答します」ということもよくある。タブレットなどを持っていればすぐにその場で資料にアクセスできるはず。便利なだけでなく、ペーパーレスは環境保護や経費削減にも繋がる。実際に取り入れた自治体での経費削減効果も確認できている。
この件については、ある委員から「やるなら全員がせーので始めるべきだし、○○委員(目の前の先輩委員)が持っていたらおかしいし」という発言があった。だとすると、28人(議員定数が削減になった)がタブレットを使いこなせるようになるまで導入できないのではないのだろうか。現在導入している他市町村議会では、最初は戸惑っていたが周りの議員から教わったという新聞記事を見たこともある。
せーので始めることにこだわる必要もないと思うし、まずは「ICT推進部会」を立ち上げるだけでもと提案するも、それすら取り合ってもらえませんでした。。。

(4)現在4つある常任委員会が2日間で2つずつ同時開催されている。中継もされていないので、同時に開催されてしまうとどちらか1つしか傍聴することができない。委員本人も自分が出席している委員会の裏で開催されている委員会は傍聴できない。これは分離開催するべき。

(5)流山市議会では陳情提出者に提出時に陳述を希望するか意向を聞いて、希望する陳情者には(休憩中ではあるが)陳述の機会を設けている。活字だけではわからないこともあるので、そういう場はあった方がいいだろう。

(6)については、毎年1月の臨時議会に正副議長が代わるという慣習になっているが、これに何時間も時間かかかりすぎるという問題がある。執行部もそれをずっと待っていて、夜中になることもある。立候補制にしなくとも、前からわかっているのだから事前に話し合いをしておいてもらいたい。職員の残業代カットにもつながる。
この件について議長から「1年では何もできないのだから、所信表明も意味がない」というような発言があった。それも理解できなくもない。だとしたら、1年交代ではなく、2年にすればいいのではないか。。。

 

議会改革は上記だけでなく、まだまだある。もし来年も市議会議員でいられるのなら、議会改革を進めていきたいと強く思った。