10月8日13時から市川市役所で「政務活動費等により切手を大量に購入した議員の調査に関する特別委員会」(百条委員会)が開かれ、小泉文人議員に対する証人尋問が行われました。
八千代市でも百条委員会が設置されることになり、橋本もその委員になったのでその模様を傍聴してきました。傍聴席は30席用意されていましたが満席となり、記者席にも多くの記者が訪れ、関心の高さがうかがえました。
市川市議会では切手の大量購入が問題となり、返納に応じなかった議員に対しての尋問でした。(ただし、すでに返納済みです。)
疑わしい点は、アンケートの回収のための切手購入ということだが、本当にアンケートは行われたのかということ。
まず驚いたのは、証人が宣誓を拒否したこと。証人の政治的責任を追及することを目的としている尋問に対しては宣誓できないとの理由でしたが、宣誓しないということは虚偽の証言をしても罰せられないということ。これでは余計に疑われてしまうのではないでしょうか。。。
そして始まった尋問。
各会派から順に質問するのですが、多くは本当にアンケートが行われたのかということに関してでした。
・9000通ものアンケートで軒並み90%を超える回答率というのは高すぎではないか。
・アンケートの集計で、毎回「主な意見」が同じというのはおかしい。
・切手はどのように貼ったのか。
・集計はどのように行われたのか。
などなどの質問がされましたが、これらにはアンケートを行ったとされる答弁に終始。
気になるのは印刷会社からの領収書についてで、領収書を切ったのは有限会社クアンで、小泉証人が取締をしている会社だが、休眠中であるという点。
この点については実際の印刷を下会社からはもっと多くの金額を請求されたが、政務活動費の予算上そこまで払えないので休眠中のクアンで領収書は低く抑えて出したという答弁。
17:40まで続いた長丁場の証人尋問で一番沸いたのが次の質問に対する答弁。
「領収書の番号が1年間に307から421まであるので、最低115件の受注をしていると思われるが、抜けている番号はどのような事業において領収書を出したのか」という質問に対して、
「その番号は通し番号ではなく、その都度適当な番号を振っている。421と言うのは私の誕生日が4月21だからです。」という答弁。
補助者として証人の後ろには弁護士が控えていて、ほとんどの質問に対してこの補助者の助言を求めていたのに、このときだけは助言を求めずに答弁したのが印象的でした。
この証人尋問で真相が明らかになったとは思えませんが、今後まだ他の議員に対する証人尋問や参考人招致もあるそうですので、注視していきたいと思います。