11月11日はポッキーの日というツイートを多く見ましたが、この日は世界平和記念日でした。第一次世界大戦が終わった日。戦争中はうちのすぐ裏の東習志野が日本でのソーセージ発祥の地にもなっています。

世界平和に思いを馳せながら、金八先生でも紹介されたという宮本延春氏の講演をお聞きしました。

宮本氏がどのような人生を歩んできたのか、その中で学んだことなどをお話されたのですが、その経歴にびっくり。23歳まで九九は二の段までしか言えなかったのが、あることをきっかけに物理に目覚めて名古屋大学物理学科に進み、大学院進学の後に高校教師になったという。

話の内容と感想をいくつかご紹介します。

・「勉強しろ」と言われて、喜んでする子はいない。

確かにその通りで、コーチングの中でもパフォーマンスキラーと言って、逆に行動を止めてしまう言葉があるということを学んだ。しかし、親としていつまでもゲームやマンガに夢中になっていいる子を目の前にしてこの言葉を出さずにいるというのは難しい。
そこでどうするかだが、一緒に勉強するとか、親がまず勉強している姿を見せるのが大事だという。
橋本は子どもの頃に「勉強しろ」と言われた覚えはないが、だからと言って放っておかれて自発的に勉強したかというとそんなこともない。両親は共働きで忙しかったので構う暇もなかったので一緒に勉強した記憶もないな。。。
子どもにはこの言葉を言わないようにしたいと強く思いました。

・成長曲線は時間に比例するわけではない。

自転車の練習をするように、なかなか進展がないように見えてもある時急に乗れるようになるように、成長曲線というのは低空飛行をしていて、ある時に伸びるものだから、その時まであきらめてはいけない。そしてそれを繰り返すのが成長曲線なのだそうだ。

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・「当たり前」の反対は「有り難う」

これについては橋本も以前から強く思っていたこと。今、目の前にあることは全て当たり前ではなく、有り難いことなのだ。目が見えること、手足が動くこと。全てのことに有り難う。
改めて「ありがとう」をたくさん使おうと心に決めた。

・人との出会い、特にアインシュタインとの出会いで変わった。

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写真でもわかる通り、この日はアインシュタインの柄のネクタイをしての登壇でした。
建設会社で働いている時にその会社の会長、社長がとてもいい人で、この人たちに会っていなければ今の自分はないと。。。そして、当時付き合っていた彼女から借りたビデオにたまたま「アインシュタインロマン」というのがあり、それを見てから急に相対性理論や物理や宇宙に興味が湧き、九九もできないのに名古屋大学を目指し、見事合格というとんでもないお話。
「一念岩をも通す」という言葉があるが、人の思いというのは本当にすごい。これがやらされているのではなく、本人がやりたいと強く思うことが大事なんだろうな。

・大人が子どもの見本になる

大人が楽しそうにしていなければ、子どもはそれを見て大人になりたいとは思わなくなる。大人が何事も楽しむことが大事。トイレの100wになってくださいとの話。
以前ある大脳生理学者の話を聞いたときに、「人生を楽しくしたければ、まずは楽しむと決めること」と教わった。「楽しい」は受動的。「楽しむ」は能動的。これは大きな違い。ちょっと態度を変えるだけで気持ちも変わる。下を向いていたり、猫背では楽しめない。その点では子どもは楽しむ天才だと思う。通学路でもいろいろと楽しんでいる。

・いい所を見て褒めてあげる

10個のうち1つだけしか正解してなくても、その1つを褒めてあげて、「次は2つを目標にしようね」と言う。もし全問不正解だったとしても、名前が書けていたらそこを褒めるとか。。。
なかなかこれは難しい。難しいからこそチャレンジのしがいがあるというものだ。

・成長痛

成長は痛みを伴うもの。苦しみを感じているときは成長している証拠。
その通り、友人のてんつくマンは成長痛の英語、「グローイングペイン」という歌を作ってCDにしてたな。。。もし辛いことのない人生だとしたらそれは成長もないということ。いっぱい傷つき、いっぱい苦しんで成長をしていきたいと思います。

 

宮本先生、貴重なお話有り難うございました。

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