6月27日に江戸川清掃工場で発生した焼却灰から、1キログラムあたり8千ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたというニュースが流れた。

ごみに含まれる放射性物質が焼却されることで凝縮されて焼却灰に閉じ込められていると思われる。

公園などで除染のために草刈りをしてもその刈った草を焼却するのであれば、その後放射性物質がどこに行くのかも気になっていたところ。すべてが焼却灰に閉じ込められるのであればあれその焼却灰の処理だけを考えればいいが、すべてがフィルターでは除去できず大気に放出されてしまうのであれば、それは大きな問題となる。

八千代市のごみ焼却場ではどういう状況なのかクリーン推進課に聞いてみたところ、焼却灰の95%はフィルターで除去できるそうだ。ということは放射性物質も5%は大気に放出されていることになる。

そして、焼却灰の放射線測定については今見積もりをとっている段階だという。

焼却灰の放射線量はいずれ公表されるだろうが、近隣の大気の放射線量までは考えていなかったようなので、焼却灰の放射線量を測定するときに近隣の大気の測定もお願いしてきた。

23件のレスポンス “ごみ焼却場の放射性物質”へ

  1. るなどらい より:
    おつかれさまです

    下水道局の汚泥からも放射線検出されていますよ

    しかもコンクリート業者に引き渡ししているそうで、コンクリートの原材料にされます
    コンクリート製のものも危なくなるなるのでは?と懸念しています(;´Д`A
  2. 7・3歳児のママ より:
    さすがです、ハッシーさん。ありがとうございます。
    焼却炉も下水道も、1か所に放射能を集め閉じ込めそれをきちんと処理できれば理想ですね。
    そうできる技術があればいいのですが…。

    7月の広報に「…文部が科学省が示している校舎・校庭などの利用判断における、暫定的な目安

    (1時間あたり3.8マイクロシーベルト)…」という文を見つけました。これは年間20ミリシーベルト
    ということですよね?緊急事態ということで福島にかせられた数字で、しかも福島の県民の方々の
    抗議などの訴えの頑張りで「年間1ミリを目指しましょう」ということになったと思っていました。
    (文部科学省のHPでその内容を探してみたのですが見つけきらなかったので、私の理解が
    間違っていたら申し訳ないのですが...)。八千代市はまだ放射能対策に対し、どこか
    遅れをとっているような…もどかしいです。
    • hassy より:
      文部科学省高木大臣が5月27日に記者会見したもようがHPに掲載されています。
      右のサイドバー、お知らせ、大臣記者会見等から過去の記者会見を見ていくと見つかります。

      1ミリシーベルトは目差すけれども20ミリシーベルトは撤回しないというおかしな状況となっています。

      • 7・3歳児のママ より:
        リンクありがとうございます。さっそく拝見させてもらいました。
        1ミリSVは目指しても8月末までは20ミリSVを見直さないようですね。
        意味がわからず理解に苦しみます。

        今日柏の焼却炉から7万ベクレルという数字がでてしまいました。

        いずれは...と思ってはいましたが、こんなに早く突然のような印象を受ける
        数値に、ただただ恐怖を感じています。
        • 7・3歳児のママ より:
          とりあえず、できるだけごみを出さない努力を始めた方がよさそうですね。
          • 7・3歳児のママ より:
            「焼却炉」ではなく「焼却灰」でした。

            畑で草木を燃やして処理している風景をよくみます。

            その灰も濃度が濃いのでしょうか・・・保育園児や
            子どもたちが近くを散歩をしているので、心配になりました。

            (だらだらと失礼しました)。

          • isabon より:
            畑で作物残さを焼くと、放射能物質は減少しませんから、濃縮されて灰の放射能濃度は極めて高くなります。その一部は灰として飛散し、これは周囲の土と結合して薄められます。とにかく、作物残さの灰には近づかないのが大切です。武田邦彦氏(この人は、原発推進派だが最近変わったらしい)によると、放射能物質はウイルスの倍程度の大きさだからマスクで防護できるとのことです。
            放射能は個人ではどうしようもありませんから、ごみとして出すより仕方ありません。ここ暫くはエコにこだわっておれません。勿論再生可能品はできるだけリサイクルするのは前提です。
          • 7・3歳児のママ より:
            isabonさま
            コメントありがとうございます。
            やはり灰は危険なのですね。気を付けたいと思います。
            そういう意識がもっと広まってほしいと思います。
          • hassy より:
            「ごみを出さない努力」で考えたのですが、
            例えば現在燃えるゴミの3割が紙類というデータがあり、それをちゃんと分別し「雑紙」という紙資源として回収しようとしていますが、
            もしそれが達成されると今回八千代市の焼却灰のkg当たりの放射線量も上がるわけですよね。
            簡単に基準値の8000ベクレルを超えるような気がしますが。。。
          • isabon より:
            確かに紙を出来るだけ分離すると、焼却残さの放射性物質濃度は上がります。が、先ず、今以上に紙を分類するのは困難だし、仮に紙を更に分類してリサイクルとしても、焼却残さ内の放射性物質の絶対量は変わりません。ですから、実際の危険さは同じです。
            それと同様の話が、静岡の荒茶が放射能濃度が高くて問題になった時、「湯を入れたら濃度は下がるから大丈夫だ」との意見がありあしたが、結局、お茶は全部飲んでしまうので危険さには変わりがありません。
          • hassy より:
            紙類や生ゴミを減らして残った焼却灰の放射線濃度が8000ベクレルを超えれば隔離することになりますから、危険度は変わってくると思います。
        • hassy より:
          柏での数値はかなり高いですね。
          僕も姪、甥が柏に住んでいるのでとても心配しています。
          恐怖に対して理性的に対処していきたいと思います。
  3. isabon より:
    下水汚泥、焼却灰の放射能を、まだ測定していないところが八千代市らしい。降下放射能量は3月4月で約40,000ベクレル(内50%がセシウム)ですから、原爆実験時数十~数百ベクレル/月を大幅に上回っていて、下水汚泥、焼却灰に降下物が集まって行くのは当然の成り行きです。僕は一坪農地を借りていますが、他の貸農園と同様、排水経路が全くありません。従って、降下放射能は殆ど残っている筈です。そこで、雑草とか収穫残さに出来るだけ吸収させるとして焼却に出します。以前は、家の雑草や枝刈り等も全て緑肥にし、家の植物性生ごみも埋めていましたから、焼却ごみは殆ど出さなかったのですが、今は僕のエコプランも破綻です。但し、食べ物は出来るだけ近畿以西のとしているので、その残さは放射能を薄めるために埋めています。結果として、庭や畑の放射能は焼却場に出していることになります。これからどうなって行くか、恐ろしいところです。
    • isabon より:
      失礼しました。放射能降下量の正確な値は、
      http://www.pref.chiba.lg.jp/taiki/h23touhoku/houshasen/list-kekka-dropping.html
      55,000ベクレル/m2で、その内セシウムは10,000ベクレル/m2程度です。残りは放射性ヨウ素ですから半減期は短いのですが、降下当時にはすさまじい量であったわけです。特に3月21日、22日の降雨は大量の降下物を含んでいましたが、殆ど報道されなかったです。
      • hassy より:
        3月21,22日の降雨には本当に大量の放射性物質が含まれていました。
        リアルタイムで警報を出す必要があったと思います。
        今となってはどうしようもありませんが。。
    • hassy より:
      八千代市の下水は花見川終末処理場に行きます。
      焼却灰についてはやっと測定し結果も公表されました。
      http://www.city.yachiyo.chiba.jp/osirase/syoukyakubai-housyasen.html

      せっかくの一坪農地も残念な状況ですね。

      • isabon より:
        測定データありがとうございます。
        主灰はセメント材料なんですね。これってまともな処分なんでしょうか。僕には判りません。ただ、そんなセメントを使った家には住いたくないです。
        一坪農地はほんとに残念です。深く耕して、化学肥料や農薬は一切使わず、鶏糞堆肥も年間8袋程度で、後は、収穫残さ、雑草、枝刈り分、植物系生ごみ、等をせっせと運んでは埋め続けていました。やれやれ・・・
        • hassy より:
          農地はすごいこだわってやっていたんですね。。
          それがこんなことになるなんて。
          東電に賠償を求めましょうか。。。
          • isabon より:
            賠償は別にしても、東電や原子力村の人達は、自分達がいかに甚大な被害を国民に与えたかを認識していないことが情けないです。官僚達も、許容放射線量を、実情に合わせて上げるなどと思いつくことが情けないです。
            官僚の無駄使いも、今度は東北復興って御旗ができたので遣りたい放題です。自民党は東電救済に走っているので、東電の責任も結局は税金で処理です。
            エコポイントだって、その相当部分が官僚達の懐に入っているし、何が起こっても官僚達はそれを口実に懐にいれる分を増やします。
            日本人ってほとほと駄目な国民だなって思い、そのような事を考えることさえ嫌になります。殆どあきらめています。
            ただ問題は、官僚達の無駄使いを抑えないと、いずれ国債暴落が始まり、その時に、インフレが激しくて年金価値が暴落することです。その時が徐々に近づいているのが怖いです。
          • hassy より:
            だからと言ってあきらめてはいけません。
            できることをやっていかなければ日本はダメになってしまいます。。。
  4. isabon より:
    八千代市の姿勢は、文科省の20mcv/年(3.8μCV)時間の姿勢を崩していないようです。福島父兄の抗議で1mcv/年にしたのですが、時間当たりは何故か1/20しないで、1μCV/時間に設定しています。本当は1/20にすべきですが、3.8÷20=0.19μCV/時間となって、どこもかも制限に引っ掛かるので、1μCV/時間に上げたのでしょう。
    はっきり言って恣意的な数値としか思えません。
    NHKに出た原子力委員会の科学者は、「関東圏の空間放射能値値は、0.02~0.05μCV/時だから、関東以西は全く心配ない」と公言していましたが、関東圏の地上放射能レベルは、この十倍が当たり前って状況もわきまえておらず、しかも関東以北の人はいったいどうせいと言うのかと情けなくなりました。こんな連中が原子力委員ってことが実情なんですね。で、許容値の決め方は、「100mCV/年以下は、その放射能の健康被害は明確でないから20mCVに決めた」と、理屈にならん理屈で、世界標準の1mCVを一気に20mCVに上げた、とのことで、そこ思考過程が全く理解できなかったです。
    • hassy より:
      おかしなことだらけです。
      20mSvに対して3.8μSv/hというのも内部被爆は一切考えていない値です。

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